脳と発達・ケガの対応についての職員研修実施報告
2026年1月18日(日)
リズムジカで、職員研修を実施しました。

第一部は、鈴木一生先生をお招きし、原始反射の残存の評価方法についてご講義いただき、職員同士で実際に評価やエクササイズを体験しました。
鈴木先生には、昨年8月の研修でも、脳の各部位の役割や原始反射について教えていただいていますが、今回は全職員が実際に身体を動かして評価を行うことで、「この場合はどう評価するのか?」「これはどういう状態」と言った、より具体的な疑問が生まれました。その都度、鈴木先生に質問し、丁寧に解説していただくことで、理解をさらに深めることができました。
また、大人である職員の中にも、原始反射の残存が見られるケースがありました。「できていないことに気付く」と言うこと自体が、とても大切だそうです。軽くエクササイズを行っただけでも、エクササイズ前後で原始反射の状態が落ち着く職員もおり、改めてその効果を実感しました。
使われていない神経は退化していくと言われています。弱い部分には適切な刺激を入れ、残存している原始反射には統合エクササイズを行うことで、苦手な部分の克服につなげていきたいと考えています。
脳へのアプローチが科学的に裏付けられていると知ると、原始反射の学びは非常に興味深く、日々現場で療育に携わる私たちにとって、大きな希望を感じる分野だと改めて感じました。
家でも我が子に原始反射チェックをしてみると、バビンスキー反射やATNR反射が残っていました。我が子の困りごとに対して、これまでは本人の頑張りや環境調整で対応してきましたが、エクササイズによる身体面からのアプローチも可能であると知り、親として救われた気持ちになりました。
リズムジカで小集団の運動プログラムに、評価やエクササイズをどのように落とし込むかについては難しさもありますが、今後、現場に活かせるよう工夫していきたいと思います。

第二部は、井ノ下耕大先生より、救急対応についての研修を行っていただきました。
打撲や骨折、熱中症など、日々運動を取り入れた療育を行う中では、どれだけ注意していても怪我のリスクはゼロにはできません。
これまでの研修では、「冷やすことが大切」と学ぶ機会が多かったのですが、打撲の場合は、腫れる前に圧迫することも重要であることや、テーピングでの固定の方法についても、実践を交えて教えていただきました。
職員同士で、足の捻挫を想定したテーピングを行いましたが、実際に井ノ下先生が手際よくされている様子を見るのと、自分たちでやってみるのとでは大きな違いがあり、日ごろからの練習の大切さを実感しました。
また、熱中症になってきてしまった時の対応の仕方についても教えていただき、大変勉強になりました。
万が一、怪我が起きた時に、正しい知識と対応ができるかどうかで、その後の回復や経過も大きく変わってきます。今回の学びを忘れないよう、今後も復習を重ねていきたいと思います。
今回の研修で得た知識と経験を現場に生かし、一人ひとりにより合った療育が提供できるよう、今後も職員一同、研鑽を重ねてまいります。

